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太陽光発電の現状と課題

日本のエネルギー事情に
ついて

日本のエネルギー事情について

日本の自然エネルギー割合はわずか20.2%

日本のエネルギー事情について、自然エネルギー(太陽光、バイオマス、水力、風力、地熱)の割合は20.2%で 、海外から輸入される石油・石炭・天然ガス(LNG)など化石燃料に大きく依存しています。しかし、海外にエネルギーを依存していると、さまざまな課題があります。もっとも大きな課題がエネルギーの安定供給です。国際情勢などに問題が生じると、日本はエネルギー確保の面で大きな影響を受けてしまいます。

出典:2021年度経済産業省 自然エネルギー庁 総合エネルギー統計データより作成

太陽光発電の現状と課題

電源別の
二酸化炭素排出量

電源別の二酸化炭素排出量

CO2排出量の大半を占める火力発電

電力部門の二酸化炭素排出量の大半を占めるのが火力発電所からの排出です。前頁の電源構成グラフを参照すると、火力発電は日本全体電源構成の7割以上を占める供給力がありますが、2050年までにカーボンニュートラルを実現するためには、火力発電所からの二酸化炭素排出量を削減していく必要があります。一方で、太陽光発電や風力発電など再生可能エネルギーは、発電時に二酸化炭素排出量を排出しない特性を持っています。

*発電燃料の燃焼に加え、減量の採掘から発電設備等の建設・燃料輸送・精製・運用・保守等のために消費されるすべてのエネルギーを対象としてCO2排出量を算出
*原子力については、現在計画中の使用済燃料国内再処理・プルサーマル利用(1回リサイクルを前提)・高レベル放射性廃棄物処分・発電所廃炉等を含めて算出したBWR(19gCO2/kWh)とPWR(20gCO2/kWh)の結果を設備容量に基づき平均


出典:経済産業省 資源エネルギー庁「令和2年度エネルギーに関する年次報告」(エネルギー白書2021)より作成

リサイクルCO2排出量グラフイメージ リサイクルCO2排出量グラフイメージ

太陽光発電の現状と課題

自然エネルギーの牽引役
「太陽光発電」

自然エネルギーの牽引役「太陽光発電」

毎年順調に拡大する太陽電池発電量

日本国内の全発電電力量に占める自然エネルギーの割合の推移をみると、2016年には約15%だった自然エネルギーの割合が、2021年までに毎年1ポイント以上増加しており、2021年には20%以上に達しています。そのなかで、バイオマス、太陽電池は毎年伸びており、なかでも、太陽光発電の2021年の発電量割合は8.3%です。いまでは自然エネルギーの牽引役であり順調に拡大しています。

出典:2021年度経済産業省 自然エネルギー庁 総合エネルギー統計データより作成

自然エネルギーの割合の比率グラフイメージ 自然エネルギーの割合の比率グラフイメージ

太陽光発電の現状と課題

狭い国土の日本には設置
に限界が。

狭い国土の日本には設置に限界が。

立地制約を克服する次世代の太陽電池に期待

全世界での太陽光発電システムの累積導入量は767GWで、上位国は中国、アメリカで、日本は、世界第3位の累積導入量です。日本は既に国土面積当たりの導入量は主要国で1位ですが、地域と共生しながら、安価に事業が実施できる太陽光発電の適地が不足しています。

出典:経済産業省 資源エネルギー庁「令和3年度エネルギーに関する年次報告」(エネルギー白書2022)より作成

導入量グラフイメージ 導入量グラフイメージ

2050年カーボンニュートラルの実現に向け、太陽光発電の導入を拡大するためには、立地制約の克服が鍵となり、既存の技術では設置できなかった場所にも導入を進めるため既存電池に匹敵する次世代型太陽電池の開発が期待されています。

出典:経済産業省 自然エネルギー庁 「今後の再生可能エネルギー政策について(令和3年11月)」より作成

国土面積あたりの太陽光設備容量グラフイメージ 国土面積あたりの太陽光設備容量グラフイメージ