環境
ISO 14001環境マネジメントシステム
当社は、世界共通の環境マネジメントシステムである、ISO 14001の登録を、高砂工場および加古川東工場で実施し、事業活動の環境に与える影響を評価しながら、継続的な改善活動を展開しております。
ISO 14001の登録状況
環境方針
ISO 14001の環境方針を全社共通の方針とし、環境影響の低減、資源保護、お客様や地域社会とのコミュニケーションの維持改善を推進し、環境との調和をはかりつつ、社会貢献を目指してまいります。
日本精化のISO 14001環境方針
日本精化株式会社 加古川東工場および高砂工場は、化粧品用原料、医薬品原料、工業用原料などを生産している工場であり、生産活動を継続して遂行するにあたり、環境に関わる方針を下記の通り制定し、継続的改善に努める。
- 当社に係る環境関連法令を正しく理解・遵守し、当社内外の環境に著しい影響を及ぼさない生産活動を行う。
- 環境に負荷となる化学物質の使用を低減し、持続可能に配慮した原料を使用することにより環境にやさしい製品を提供する。
- 具体的な対象、目標、期間を定め、計画的に省エネルギー活動、省資源活動、および産業廃棄物発生量の削減活動を行う。
- 悪臭(排水臭、原料臭、生産活動に伴う不快臭)の発生抑制および拡散低減を行い、地域社会と共生する。
2022年4月1日
PRTR(化学物質排出移動登録)
PRTR(Pollutant Release and Transfer Register)とは、PRTR法(特定化学物質の環境への排出量の把握等及び管理の改善の促進に関する法律)にもとづいて、多種多様な化学物質が、どのような発生源から、どれくらい環境中に排出されたか、あるいは廃棄物に含まれて事業所の外に運び出されたかというデータを把握し、集計し、公表する仕組みです。
当社は、いち早くこれらの化学物質の管理・算定システムを構築し、2002年4月からPRTR法に基づく実績報告を実施するとともに、これらの化学物質の排出量削減に努めています。
省エネルギー
当社は、省エネルギーによる環境負荷の低減のために、以下のような活動に取り組み、効果を上げています。
ボイラー更新による燃料の都市ガス化
- 高砂工場の主力貫流ボイラーは従来灯油を燃料として使用していましたが、燃料として都市ガスを使用する高効率ボイラーに更新し、2014年度から稼働を開始しました。
これにより原油換算で約40㎘/年、二酸化炭素排出量で約600tを削減できました。
- 加古川東工場の主力水缶ボイラーは従来重油を燃料として使用していましたが、燃料として都市ガスを使用するボイラーに更新し、2016年度から稼働を開始しました。
これにより原油換算で約120㎘/年、二酸化炭素排出量で約2,000tを削減できました。
廃棄物削減・リサイクル
限りある資源を大切にする循環型社会の形成をめざして、当社では、3R(Reduce:発生抑制、Reuse:再使用、Recycle:再資源化)を旨として、以下のような活動に取り組んでいます。
- 原料・溶剤類の回収率向上と再使用、再資源化
- 廃棄物の再資源化の推進
- 古紙回収・再資源化の推進